誰に褒められると嬉しいか、という話

誰に褒められると嬉しいか、という話

このネックレス。同じものはもう作ることができないのですが、デザイン としては最も気に入っているものです。

 

ものを作る人にとって、「誰に褒めてもらうか」って実はすごく重要な気がします。

わたしはもちろんどなたのお褒めの言葉も嬉しいものですが、センスの良い人、ものをよく見る人に褒められるとすごく嬉しい。やったーーー!って素直に喜べます。

 

昨日あるところで、とっても素敵なご年配のおばさまが、わたしのネックレスを見つけて「ちょっと見せて」と手に取り、細かい点をよ〜くわかってくださり、褒めに褒めていただきめちゃくちゃ嬉しかった。

この方はプロのガラス作家で、このお店の看板や箸置きもこの方の手によるものですが、とーってもモダンでセンスが良いのです。

そういう方によくあるチャキチャキの辛口で、しかもクリエイターだけに細かい点の質問が流石の目の付け所で、そういう方に褒めていただいたらめちゃくちゃやる気出た。

はるかに先輩にあたる方を前にして「老眼だからしんどい」とか言えないってことを突きつけられた気分(笑)

 

皆さんは、どんな人に褒められると嬉しいですか ?

 

 

ところでカウンター6席しかないこのお店で、さらに奇跡のようなことが。

このおばさまと話していたら、さらに3名の方々が入店。満席となってなごやかに時間が過ぎていったのですが、途中、「あれ?」と気づいて、思わず「お会いしたことありますよね?」と口をついて出てしまった。

その方も「ですよね?やっぱり!ですよね?」となって、ビーーっくりしました。

その方はカメラマンで、会社の名前もすぐ出てきた。

というのも、まさに2日ほど前、大量に溜まっていた昔の仕事関係のデータCDを整理したばかり。その時に、その方からの納品物があって、これは捨てないでもう一度見よう、と思ってたところで、社名はめちゃくちゃ鮮やかにインプットされていたんです。

それはちょうど10 年前、わたしがイベント施設の運営をしている時代。どうやってこの施設をセールスしようかと考えて、いわゆるプライベートウェディングならいいんじゃないか、と思いついて、かなり大規模な設営をして撮影をしたわけです。

結局、諸事情から、ウェディングはできないことになってしまったので、後にも先にも、仕事をしたのはその一度きり。しかもオフィスは都内だったので、まさかこんなところで再会なるとは!

さらに嬉しいことに、一度しか会ってないのに、わたしの名前を覚えていてくれた!

えーーーーーーーーーーーー!!!

そして今は、スタジオを鎌倉に移したそうで、その際の不動産屋の紹介でこのお店で食べるようになったとのこと。

一方、わたしはなんと5年ぶりぐらいにきた店なのです。

 

鎌倉は狭い町なので、ある意味「レストラン外交」というか、お店で人々が顔見知りになるのが常ですが、いっぱいお店はあるというのに、まさかまさかのこんなこと。ちょっと信じられない!

 

本当に嬉しい1日でした!

 

 

 

 

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