香り〜この優雅なお遊び

この秋、新たに始めたことといえば、「香」です。
先月まず第1作目の塗香を少しだけ(5点のみ)作ってみたところ、無事完売となって嬉しい!
ある人は「これ松果体に作用する!」って言ってくれて。。。えーーーーほんとーーーーー???
ともかく、お香って「香り(匂い)」だけじゃないと思うようになったからです。
香を日常に取り入れる「メリット」はいわゆる「香の十徳」と言われているわけですが、
こういう「昔から言われているようなこと」って単なる「宣伝文句」ではなく、実際的なことを指しているんじゃないかと。
現に、「真言宗では勤行の前に丁子を口に含む」(=心身を清浄に)というのも、形式的な「儀式の心得」なんかではなく、丁子(クローブ)には非常に実際的な滅菌作用があって、体内のよろしくない菌(微生物や寄生虫)を駆除してくれる、ということは事実なわけです。
(そのことはマリアグリッドのサイトで書いたりしていますのでよかったら読んでね)
何につけ「実(じつ)のないところに様式は成立しない」わけだから、香だって何かあるだろう。。。
で、りーかお総研としては注目したのが、「葉っぱによる作用」です。
ここのところ、「人体と草木の関係」というものを深く見ていて、そんな折に葉っぱを足の裏〜くるぶしに貼ると、体がスッキリするという説を聞き及んだりして、わたしも実験しましたが、確かに
「おまじない以上の何かはある」
ということだけはわかりました。
で、お香の材料というものはほとんど樹木からできている。樹皮だったり、根だったり、樹液だったり。
そこで、この塗香は手首や首回りだけでなく、足裏に塗ったらどうだろうと考えて作ったのがこちらのOpus1(第1作)です、今は品切れです。
そして現在取り組んでいるのが、
他の香司(香を調合したり、アドバイスしたりする専門技術をお持ちの方)がおつくりになった塗香を、レシピなしで香りを頼りに再現する、という試み。
そんことできるかいな!難易度高杉晋作!!!!
、、、、と思ったものの、始めてみるとめちゃくちゃ楽しい!
で、たぶんこれだ!という配合ができました。
自分天才!と思える時の気持ちよさよ!わはははははは
でも、マジで、夏以降続けている食療法とクローブの重点摂取のおかげか、以前に増して嗅覚が精巧になってきたような気がしています。
実はこの「香調合の再現」 はいくつものバリエーションがあるわけなんですが、もしかして全部できるかも!
、、、、、なんて一瞬思ったりするぐらいには、調子いいです(笑)
な〜んて、
平安貴族の優雅なお遊びだもんね、そもそも香は。